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 シトリックス・システムズ・ジャパンは、社員数百人までの中小企業に向いたデスクトップ仮想化製品「Citrix VDI-in-a-Box」を発表した。4月2日に提供開始する。価格はオープンだが、仮想デスクトップ50台で使う場合の1台当たりの初期費用は、ハードウエアとOSライセンスを含めて約5万6000円。

 Citrix VDI-in-a-Boxは、デスクトップ仮想化(VDI)製品である。仮想マシンの形態で実現したデスクトップPCをサーバー仮想化ソフト上で動作させ、これをシンクライアント(画面情報端末)を介して操作できるようにする。製品は仮想アプライアンスの形態で提供しており、Citrix XenServer、VMware ESX、Hyper-Vなどのサーバー仮想化環境の上で動作する。

 主な特徴は、必要な機能のすべてを1台のPCサーバー上で提供できるように、システム構成を簡略化していること。具体的には、個々の社員とデスクトップPCを1対1にひも付けるコネクションブローカー機能や、アクセス要求に応じて仮想デスクトップPCを配備するプロビジョニング機能を、1台のPCサーバーで提供する。さらに、仮想デスクトップPCのイメージデータも、Citrix VDI-in-a-Boxを導入したPCサーバー機の内蔵ディスクに保存する。

 Citrix VDI-in-a-Boxの価格はオープンだが、同時50台接続時のシステム構成で約280万円になるとしている(1台当たり約5万6000円)。この場合のシステム構成は、Citrix VDI-in-a-Boxの同時接続50人分のライセンス、汎用のPCサーバー(内蔵ストレージを含む)、サーバー仮想化ソフト(無償版)、Microsoft VDAライセンス(仮想デスクトップ向けライセンス)となる。

 なお、Citrix VDI-in-a-Boxは、米Citrix Systemsが2011年5月に買収した米Kavizaの製品である(旧称はKaviza VDI-in-a-boxで、国内では日商エレクトロニクスが2010年11月から販売してきた)。米Citrix Systemsのデスクトップ仮想化製品としては、Citrix VDI-in-a-BoxのほかにCitrix XenDesktopがあるが、両製品には関係がない(ただし、画面情報端末プロトコルは、両製品ともCitrix ICAを利用する)。

■変更履歴
製品名の「Citrix VDI-in-a-box」は「CitrixVDI-in-a-Box」の誤りです。製品の適用規模を当初「社員50人から数百人の中小企業」としていましたが、ライセンスのユーザー数に下限はありません。以上、お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2012/4/6 15:00]