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写真●柏原竜二氏(東洋大学卒業)の会見風景
写真●柏原竜二氏(東洋大学卒業)の会見風景
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 大学間で争う「箱根駅伝」での活躍で知られ、“山の神”の愛称を持つ柏原竜二氏(東洋大学卒業)が、4月から富士通に入社するに当たり、2012年3月30日に記者会見した(写真)。柏原選手は社員として陸上競技部に所属する。

 同社陸上競技部の石田一雄部長は会見で、IT(情報技術)企業が陸上に力を入れる理由について、「最近はともすれば(従業員らが)内向き志向になるなかで、スポーツで世界を元気にしたい。従業員にも後援組織があり、企業活動としてもとても重要。他の運動部との兼ね合いもあるが、陸上部はもっと資金を使って世界に羽ばたかせたい」と組織のグローバル展開や、社員の意識向上に役立てたいとの考えを強調した。

 柏原氏は「富士通は大企業。日常的にテレビCMなど見かけない日はない。これから社員としても選手としても多くの方々から学んでいきたい。自分がここで過ごすことが大きな財産となるようにしたい。気を引き締めてやっていきたい」と抱負を語った。

 同社陸上競技部の福嶋正監督は、柏原選手の育成方針について「トラックのタイム短縮を目指してスピードをつける。将来的にはマラソンで結果を残せるようにしたい」とした。

 柏原選手の目標の1つはマラソン選手としてオリンピックで活躍すること。近年は、経営の収益悪化による活動縮小や市民クラブの台頭などで「企業とスポーツ」の関係は再定義の時期にある。

 そんななかで、富士通はグローバル経営の推進と歩調を合わせて、数々のスポーツ・競技で一流選手を揃え名門クラブを維持している。陸上では、この4月には棒高跳びの澤野大地選手も富士通に所属を移す。

 新入社員の柏原氏らが、世界で活躍し、海外法人も含めた企業イメージの向上につながれば、グローバル活動の一環としてスポーツを見直す企業も増えるかもしれない。