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 フィンランドのNokiaは現地時間2012年4月11日、同年第1四半期の業績が従来予測を下回る見通しであることを明らかにした。デバイスおよびサービス事業の営業損益が赤字になる見込み。

 同社は、「複数の要素が想定より広い範囲でデバイスおよびサービス事業にマイナスの影響を与えた」と説明している。競争激化により、中東、アフリカ、中国を中心に携帯電話およびスマートフォンの販売が低迷し、特にスマートフォンは粗利益率が縮小した。

 このため、収支トントン(プラス/マイナス2%の範囲)と見ていた第1四半期におけるデバイスおよびサービス事業の営業利益率を、マイナス約3%に下方修正する。2012年第2四半期については、第1四半期と同等または下回ると予測している。

 第1四半期におけるデバイスおよびサービス事業の売上高は42億ユーロとなる見通しで、内訳は携帯電話が23億ユーロ、スマートフォンが17億ユーロ、その他が2億ユーロ。携帯電話の出荷台数は7100万台、スマートフォンの出荷台数は1200万台。Windows Phone搭載スマートフォン「Lumia」シリーズは200万台以上出荷し、平均販売価格は220ユーロだった。

 同社は市場での競争に対抗するため、ただちに行動を起こすとしており、スマートフォン分野ではLumiaの販売強化に注力し、携帯電話分野では価格設定の見直しと第2四半期に向けた製品投入計画に取り組む。また必要であればコスト削減策を前倒しで実施する。

 同社は4月19日に2012年第1四半期の決算発表を行う予定。

 なおNokiaは4月8日に米AT&Tを通じてLTE対応の「Lumia 900」を米国に投入したが、メモリー管理のバグによるトラブルが報告された。Nokiaはソフトウエアのバグ修正などで対応するほか、4月21日までに同製品を購入したユーザー全員に100ドルを提供する(米New York Timesの報道)。

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