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 米Appleは、従来のオンラインサービス「MobileMe」からクラウドサービス「iCloud」への移行を促すキャンペーンを開始した。古いOSを使用しているMobileMe登録者に「OS X 10.6(Snow Leopard)」を無償で提供し、iCloudに対応した「OS X 10.7(Lion)」に手軽にアップグレードできるようにする。

 iCloudはMobileMeに代わるサービスとして、2011年10月に提供を開始した。音楽や写真、アプリケーション、文書などをクラウドコンピューティング環境で保存および管理できる。Appleのスマートフォン「iPhone」、タブレット端末「iPad」、携帯型デジタルプレーヤー「iPod touch」や、OS XおよびWindows搭載パソコンなど、すべての所有機器間でデータを最新の状態に保つことができる。

 MacパソコンからiCloudを利用するにはOS X 10.7.2以降が必要となるため、「OS X 10.5(Leopard)」以前の旧OSを使用しているユーザーは、OS X Snow Leopardを購入してインストールした上で、OS X Lionにアップグレードしなければならない。キャンペーンに申し込んでOS X Snow LeopardのDVDを無償で入手すれば、OS X Lionを購入するだけでiCloudが利用できるようになる。

 MobileMe登録者は専用サイトでMobileMeアカウントを使ってログインし、住所を記入してSnow LeopardのDVDを申し込むことができる。Lionはパソコン向けアプリケーション配信/販売サービス「Mac App Store」を通じて29.99ドルで購入およびインストール可能。

 Apple関連情報のブログサイト「Macgasm」によると、今回のキャンペーンは6月15日まで実施する。MobileMeは6月30日をもってサービスを終了する。米Computerworldが引用した米Net Applicationsの調査データによれば、Leopard以前のOSを使用しているユーザーはMacユーザー全体の約18%を占めている。