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写真●左がヤフーの宮坂学最高経営責任者(CEO)、右がアスクルの岩田彰一郎代表取締役社長兼CEO
写真●左がヤフーの宮坂学最高経営責任者(CEO)、右がアスクルの岩田彰一郎代表取締役社長兼CEO
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 アスクルとヤフーは2012年4月27日、業務・資本提携すると発表した(写真)。アスクルが約330億円の第三者割当増資を実施し、その全額をヤフーが引き受ける。この結果、ヤフーはアスクルの株式の42.47%を保有する筆頭株主となる。

 両社は「2012年内に新しいEC(電子商取引)サイトを立ち上げ、ネット通販サービスを開始する。サービス名は未定だが、当面は両社の名前にちなんで『ヤスクル』と呼んでもらって構わない」(ヤフーの宮坂学最高経営責任者)。アスクルがもともと得意とするオフィス用品などを品ぞろえした新しいネット通販サイトに、ヤフーのトップページから入れるようにする計画だ。商品を届ける物流網はアスクルが整える。

 今回アスクルは、発行諸費用を除いて約328億円をヤフーから調達する。このうち266億円を物流センターに、62億円を情報システムに投じる。アスクルは今後5年で569億円を物流網やシステムの拡充に投資する計画だが、そのうち328億円を今回の調達でまかない、2012年6月から2013年5月までの最初の1年で328億円の大半の投資を完了する。

 これにより、全国どこでも注文の翌日には100%、商品を配達できる体制を築く。この仕組みはヤフーショッピングに出店する店舗にも開放していく。

 今回の資本・業務提携はヤフー側から持ちかけた。この4月に最高経営責任者になった宮坂氏にとっては、最初の大型提携案件になった。