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Amazonの電子書籍貸し出しサービス「Kindle Owners' Lending Library」
Amazonの電子書籍貸し出しサービス「Kindle Owners' Lending Library」
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 米Amazon.comは現地時間2012年5月10日、米国の「Amazon Prime」会員向けに提供している電子書籍の無料貸し出しサービスに、英国作家J.K. Rowling氏のファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズ全7作を加えると発表した。同シリーズの電子書籍販売などを手がけるRowling氏のWebサイト運営会社、英Pottermoreと貸し出しサービスに関する独占ライセンス契約を結んだ。6月19日から各作品の提供を始める。

 Amazonはライセンス料など契約の詳細は明らかにしていないが、同社のJeff Bezos最高経営責任者(CEO)は「多額の投資」と説明している。世界的なベストセラー小説を加えることで、電子書籍端末「Kindle」や同端末で利用するデジタルコンテンツの販売促進を狙っていると見られる。

 Amazonはこの電子書籍貸し出しサービス「Kindle Owners' Lending Library」を2011年11月に開始した。当初5000冊で始めたが、現在は14万5000冊に拡大している。同サービスでは、貸し出し期限を設けない代わりに一度に借りられるのは1冊のみ。書籍を借りる際は、それまで借りていた書籍を返却し、1カ月に一度だけ新たな書籍を借りられるという仕組み。また対象となるのは、Kindle端末のみで、スマートフォンなどのモバイル端末向けアプリケーションでは利用できない(関連記事:Amazon、米国Prime会員向けに電子書籍の無料貸し出し開始)。

 Amazon Primeは、同社が米国で提供している商品配送優遇プログラム。注文日の翌々日までに品物が届く「急ぎ便」を無制限で利用できるというもので、年会費は79ドル。このプログラムの会員には、映画やテレビ番組のストリーミング配信サービスを追加料金なしで利用できるという特典も用意しており、Amazonはこれによりデジタルコンテンツとオンライン小売りとの相乗効果を期待している。

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