PR
写真1●記者会見で握手する山田隆持社長(右)と加藤薫取締役常務執行役員(左)
写真1●記者会見で握手する山田隆持社長(右)と加藤薫取締役常務執行役員(左)
[画像のクリックで拡大表示]

 NTTドコモは2012年5月11日、加藤薫取締役常務執行役員を次期社長とする人事を発表した(写真1)。山田隆持社長は取締役相談役に退く。6月19日開催予定の定時株主総会と取締役会後に正式決定する。

 加藤常務は入社以来、移動通信、携帯電話の開発に携わってきた。山田社長の体制下では顧客満足度向上や中期ビジョン策定などに携わり、東日本大震災後は社内の迅速な情報共有やネットワークの早期復旧を推進してきた。

 記者会見に登場した加藤常務は、「非常に厳しい環境の中、身の引き締まる思い。ぜひ頑張っていきたい。スマートフォンの急激な普及と機能の向上が進む中、『スピード&チャレンジ』を掲げ、魅力的で使いやすい端末を提供し、中期ビジョンで掲げた『スマートライフ』の実現に全力で取り組んでいく」と挨拶した。

 中でも加藤常務が重視するのはスピードだという。「端末とネットワークが連携した魅力的で先進的なサービスをスピーディに提供していく」(加藤常務)考えだ。一方で中期ビジョンで掲げるように「総合サービス企業としていろいろな産業や業界と連携しながら新しい市場を造っていく」(同)。

 山田社長は、加藤常務の長所を「持ち前の明るい性格とスピード感」と評する。一方、加藤常務は自分の好きな言葉を「七分で良しとせよ」だとした。完璧を求めるがゆえに時間がなくなることを戒める言葉で、「もし失敗すればできるだけ早くやり直せばよい」と、スピードを重視する姿勢を改めて示した。

 また加藤常務はiPhoneの取り扱いについて、「現段階ではなかなか難しい。様々な条件があって我々の考えているものと合わない」と述べ、決算会見時の山田社長の見解を繰り返した(関連記事)。

 このほかNTTドコモは、副社長およびその他の役員についても人事を発表した。新しい副社長には、坪内和人取締役常務執行役員と岩崎文夫取締役常務執行役員が就任する。現副社長の辻村清行氏、鈴木正俊氏、松井浩氏は退任し、辻村副社長はドコモエンジニアリングに、鈴木副社長はミライト・ホールディングスおよび大明に入社する予定。