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 第一生命保険は2012年5月14日、同社が独自に開発したタブレットPC「DL Pad」の導入を開始した。営業職員で約4万台、関連部門の従業員で約1万台の合計約5万台を導入し、顧客への営業活動を効率化する。その第一弾として、神奈川県・横浜と東京都・上野にある総合支社で、DL Padの利用を始めた。

写真1●第一生命保険が導入したタブレットPC「DL Pad」
写真1●第一生命保険が導入したタブレットPC「DL Pad」
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 DL Padは営業職員が携帯し、顧客と保険設計などを打ち合わせる際に使う(写真1)。端末刷新に合わせて稼働した新営業支援システム「新・生涯設計 eNav!t システム」のクライアントアプリケーションがプリインストールされている。

 生活設計や医療保障を説明するコンテンツのほか、顧客の話を聞きながら一緒に保険プランを設計する機能がある。これらを活用することで、従来の紙ベースの営業スタイルを改める。

ボタン一つで画面が上下反転

 DL Padは、同社が富士通などと共同で独自に開発したタブレット型のPCである。Windows 7が動作する。サイズは12.1型と、iPadよりも一回り大きい見やすい画面サイズ。重量は約939グラムで、バッテリーの駆動時間は7時間である。持ち運びやすい重量で、一日持ち歩いても十分に業務に活用できるスペックを実現した。

写真2●DL Padの背面にはスタンドを内蔵する
写真2●DL Padの背面にはスタンドを内蔵する
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 背面には、タブレットを立てかけるためのスタンドが付いており、営業職員が顧客と画面を見て対話をしながら保険プランを検討するなどの用途に向く(写真2)。画面操作は、付属するスタイラスペンを使う。文章を作成するような作業の際は、3つ用意されているUSBポートにキーボードやマウスを装着し、パソコンのように使用することも可能だ。

 顧客にプレゼンしやすいよう、画面表示を上下反転させる機能もある。営業職員はDL Padの画面でパンフレットをいったん確認したあと、DL Padの反転ボタンを押す。すると、DL Padを挟んで対面している顧客が上下正しく見えるよう、表示を反転させる。

 処理速度も、顧客を待たせることがないよう設計した。ストレージとして、起動時間が短いSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を搭載。標準の通信機能として、NTTドコモのLTEサービス「xi」に対応した。

 現在第一生命は、DL Padと連携するモバイル決済端末を開発中。その場でクレジットカードやキャッシュカードによる決済ができるようにする。決済端末にはプリンター機能も搭載予定だ。その場で文書の訂正シールを印字する、といった使い方を想定する。

■変更履歴
DL Padの重量を約950グラムとしていましたが、正しくは約939グラムです。また、USBポートも2つではなく、正しくは3つです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2012/05/15 11:45]