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 オンライン百科事典「Wikipedia」を運営する米Wikimedia Foundationは現地時間2012年5月14日、Webサイトに広告を挿入するマルウエアが出回っているとしてユーザーに注意を呼びかけた。

 寄付金によって運営されているWikipediaは商用広告を掲載することはないが、「もし閲覧しているWikipediaサイトに広告が表示されていれば、ブラウザーがマルウエアに感染している可能性が高い」と忠告している。

 Wikimedia Foundationが確認したマルウエアは、「I want this」という名称のブラウザー拡張機能として米Googleの「Chrome」にインストールされていた。Wikimedia Foundationは、Chromeだけでなく米Mozillaの「Firefox」や米Microsoftの「Internet Explorer」といった主要ブラウザー向けの同様のマルウエアも存在する可能性があるとみている。

 広告を非表示にするためにブラウザー拡張機能を無効にする方法や常時HTTPS接続にする手段をWikimedia Foundationは挙げているが、根本的な解決にはならないとしてマルウエアスキャンおよび削除ツールによる対策も紹介している。

 またWikimedia Foundationは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)がネットカフェや無料の無線アクセスを通じて広告を挿入していることも考えられるとしている。

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