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 電子機器・部品の市場調査会社、米IHS iSuppliが現地時間2012年5月15日に公表した世界タブレット端末市場予測によると、2012年における米AppleのiPadの市場シェアは61%となり、今後もしばらくAppleの支配が続く見込み。昨年第4四半期に米Amazon.comがAndroid搭載タブレット「Kindle Fire」を市場投入したことで、Androidのシェアは第3四半期の31.1%から41.1%に上昇した。これによりiPadのシェアは55.1%に低下したが、IHS iSuppliは2012年は再びiPadが好調に推移し、Androidのシェアは38.4%に低下すると見ている。

 IHS iSuppliの調査ディレクターRhoda Alexander氏は、「Appleの成功の秘訣は、ハードウエアとコンテンツのエコシステム(生態系)にある」と説明している。「見栄えが良いハードウエアと、うまく設計されたアプリケーション、映像、書籍、音楽コンテンツを組み合わせ、使い勝手の良い製品を提供している。Appleは何年もかけてこうしたエコシステムを構築し、今はライバルメーカーにとって大きな挑戦の対象という地位を築いている」(同氏)。

 IHS iSuppliが定義するタブレット端末には、iOSやAndroidなどのモバイルOSを搭載する「メディアタブレット」に加え、米Microsoftの「Windows 8」や米Intelが提唱する薄型フォームファクター「Ultrabook」を採用する「PCタブレット」も含まれる。

 IHS iSuppliはメディアタブレットとPCタブレットを合わせた世界販売台数は、2012年には前年比85%増の1億2660万台となり、2013年には同63%増の2億600万台、2016年には3億6040万台に達すると予測している。

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