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 米Googleは現地時間2012年5月17日、同社検索エンジンの強化機能「Knowledge Graph」を発表した。ユーザーが実際に探している対象とその関係を理解して、ユーザーの検索体験を向上するとしている。英語版Google検索を利用する米国ユーザーを対象に順次リリースする。

 Knowledge Graphは、「Freebase」「Wikipedia」「CIA World Factbook」など一般公開されている情報ソースを利用するほか、5億件を超える人、場所、物の情報と、それらの属性や相互関係などのデータ35億件以上を活用し、Web上から収集した情報などと組み合わせる。ユーザーが探している情報を正確に見つけ、関連情報を手軽に入手し、さらに知識を広められるようにする。

 例えば、「taj mahal(タージマハル)」というキーワードで検索した場合、ユーザーが探しているのは世界遺産に登録されたインドの白大理石の霊廟、グラミー賞を獲得している米国のミュージシャン、あるいはニュージャージー州にあるカジノなどが考えられる。Knowledge Graphはこれらの違いを理解し、検索結果ページの右側に、候補を表示してユーザーが検索を絞り込めるようにする。

 また、検索対象に関連するさまざまなコンテンツをまとめて提示する。「Marie Curie(キュリー夫人)」を検索すると、誕生日や命日、学歴、功績、さらに配偶者や子供の名前などの情報が検索結果ページの右側に表示される。

 あるいは、人気アニメ「The Simpsons(ザ・シンプソンズ)」の原作者である「Matt Groening(マット・グレーニング)」を検索すると、関連情報からキャラクターの名前が原作者の家族に由来していることが分かる。Googleは、Knowledge Graphが関連性を理解した上で提供する情報によって、ユーザーは思いがけないつながりを見つけ、新たな知識を得られるとしている。

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