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 米Facebookが現地時間2012年5月18日に米NASDAQ市場に上場し、約161億ドルの調達を果たしたが(関連記事:FacebookがNASDAQ市場に上場、時価総額は8.2兆円に)、「新規株式公開(IPO)は期待はずれだった」と複数の米メディアは報じている。

 Facebook株は、公募・売り出し価格の38ドルを約11%上回る42.05ドルで初日の取引が始まった。一時は45ドルまで上昇したが、結局0.61%高の38.23ドルで終了した。時価総額は約1046億ドルとなった。

 今回の上場に伴い、Facebook株の約5分の1を保有しているMark Zuckerberg最高経営責任者(CEO)の資産は約193億ドルとなる。しかし「FacebookのIPOは単なるIPOではなく、個人投資家を大いに刺激するものになると期待されていたが、そうはならなかった」との米調査会社Bianco Researchの言葉を米New York Timesの記事は紹介している。

 米Wall Street Journalの記事によると、Facebookの株価は初日から高騰するとの期待が大きかったが、それが起こらないとなると一転して売り注文が相次いだ。取引終盤では米Morgan Stanleyが「38ドルを割り込まないよう必死に」買い支えを行った。なお、技術的なトラブルから、取引の開始が30分遅れた。

 また別のNew York Timesの記事によると、同日の株式市場はSNS関連企業の多くが不調だった。ソーシャルゲームの米Zyngaは13.4%、クーポン共同購入サイトの米Grouponは6.7%、ビジネス向けソーシャルメディアの米LinkedInは5.9%下落した。