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 米Eastman Kodakが米AppleとカナダResearch In Motion(RIM)を相手取って起こした特許侵害訴訟に関して、米国際貿易委員会(ITC)はKodakの主張を退ける仮決定を下した。Kodakは現地時間2012年5月21日に、ITCから仮決定通知を受け取ったことを明らかにした。

 Kodakによると、ITCの行政法判事(ALJ)はAppleのスマートフォン「iPhone 3G」および複数のRIM製「BlackBerry」端末がKodakの特許を侵害していることを認めたものの、当該特許のクレームは無効と判断したという。

 Kodakが問題としている特許(米国特許番号「6,292,218」)は、デジタルカメラ機能を搭載する端末で写真撮影の際に画像をプレビューする仕組みに関するもの。Kodakは2010年1月14日に、AppleとRIMの製品に同特許を侵害されたとして提訴し、両社製品の米国輸入禁止を命じるようITCに求めた(関連記事:Kodak、「iPhone」「BlackBerry」の特許侵害でAppleとRIMを提訴)。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると、Kodakの申し立てに応じて調査を担当したITCのALJは、2011年1月に両社が特許を侵害していないと判断したが、ITCの6人のメンバーから成る委員会は同判断の見直しを決定した。今回ALJは、Kodakが主張する特許のクレーム1件については侵害があったが、同クレームは自明性により無効だと判断し、前回の仮決定を支持した。

 しかしKodakは、2010年12月に米特許商標庁が同特許の有効性を確認しており、また同特許に関して韓国LG、米Motorola、フィンランドNokia、韓国Samsungなどがライセンスを取得していることを強調している。

 今回の仮決定についてITCは6メンバーによる委員会で検討し、2012年9月21日に最終判断を下す。

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