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クックCEOは、気まぐれだった故ジョブズCEOと比べれば「穏やか」だ。

2011年8月に故スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)を引き継いでApple社のCEOに就任したティム・クック氏は、同社をゆっくりだが確実に変えつつある。

『Inside Apple』(邦題『インサイド・アップル』)でApple社の内情を取材した『Fortune』誌の編集者アダム・ラシンスキーは、Appleのこうした「わずかだが重要な変化」を説明するのに最適な人物だ。同氏は最近Fortuneに掲載した記事において、クック氏がApple社の企業文化に確実な変化を与えていることを示している。

Apple社の企業文化は、1997年に実権を握ったジョブズ氏が主として築き上げてきたもので、クック氏は今でもその「大半」を維持しているが、さらに「Apple社がどうしても必要とし、従業員が大いに望んでいた取り組みを行っている」のだという。これらの変化は多くが肯定的なものだが、全員がすべての変化に肯定的だと確信できているわけではない。

いくつかのポイントを紹介しよう。

・クック氏がApple社を引き継いで以降、同社の株価はジョブズ氏が1997年に実権を握ったときと非常によく似た値動きをしてきた。だが、就任9カ月後の時点を比べると、クック氏のいまは株価が42%上昇しているが、ジョブズ氏のときは21%しか上昇していなかった。「どの数字を見ても、現時点でのクック氏の実績は驚くべきものだ」と、Goldman Sachs社のアナリスト、ビル・ショープは語っている。