PR

 米Yahoo!は現地時間2012年5月25日、デジタルニューススタンドアプリケーション「Livestand」の提供を終了すると発表した。

 同社は2012年を通じて複数の製品を整理統合する方針をすでに明らかにしている。製品の整理統合により、同社がリードできる分野の事業機会に焦点を当て、ユーザーやパートナー、開発者、広告主に最も意義深い体験を提供できる分野に注力するとしている。

 Livestandは、Yahoo!がWebで提供している一般ニュースや芸能ニュース、金融情報などのさまざまなコンテンツを米Appleのタブレット端末「iPad」向けに雑誌形式で配信するアプリケーション。Appleの「App Store」で4つ星の評価を獲得していたが、整理統合対象の第1弾となることが決定した。Yahoo!は「Livestandで学んだ見識は、当社の全体的なモバイル戦略により則した将来の製品開発へ積極的に活用する」と述べている。

 またYahoo!は、同社がモバイル優先で製品開発するモデルに移行しつつあるとし、5月23日に発表した「Yahoo! Axis」について言及した。「新たな検索、ブラウズ体験を提供」をうたい文句とし、デスクトップ向けには主要Webブラウザーのプラグインとして、モバイル向けには単体のアプリケーションとして提供する(関連記事:Yahoo!が新ブラウザー「Axis」公開、プラグイン型とiOSアプリの2種)。

 Livestandがリリースされたのは約半年前の2011年11月。Livestandの開発を統括した当時の最高製品責任者、Blake Irving氏は2012年4月に退社している(Wall Street Journal)。Yahoo!では2012年1月に最高経営責任者(CEO)に就任したScott Thompson氏に学歴詐称問題が持ち上がり、5月13日に同氏の解任を含む経営体制の刷新を発表した。Global Media部門責任者のRoss Levinsohn氏が暫定CEOを務める(関連記事:米Yahoo!、学歴詐称問題でCEOを解任、Third Pointから3人が取締役に)。

[発表資料へ]