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 米Amazon.comは現地時間2012年6月4日、米国の老舗出版社Avalon Booksを買収し、同社から約3000点の書籍の版権を取得したと発表した。Avalon Booksは米ニューヨーク市に拠点を置く1950年創業の出版社で、ミステリー小説やロマンス小説などを中心に多くの娯楽作品を手がけている。

 Amazon.comは今後、自社の出版事業子会社を通じてこれらの作品を出版していく。既刊印刷書籍の出版も続けるが、同社の電子書籍リーダー「Kindle」向けに作品の電子化を進めていく。Avalon Booksの代表を務めるEllen Bouregy Mickelsen氏は移行期の数カ月間、デジタル化の版権取得などでAmazonに協力する。

 Amazonの出版事業子会社Amazon Content Services(ブランド名:Amazon Publishing)は、書籍のジャンル別に「Montlake Romance」「Thomas & Mercer」といった出版ブランドを持っており、Avalon Booksの書籍はこれらから出版される予定。

 Amazonは書籍の小売り事業を手がけるほか、出版事業にも進出しており、コンテンツの拡充を進めている。2011年12月には米Marshall Cavendishから絵本タイトルなど450作品の出版権を取得した。同社のタブレット端末「Kindle Fire」向けのコンテンツとして提供している。

[発表資料1]
[発表資料2]