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写真1●NetWyvernSYSLOGの外観
写真1●NetWyvernSYSLOGの外観
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 インフィニコは2012年6月6日、UNIX系OSの標準ログ出力・収集機能であるSyslogサーバー機能に特化したアプライアンス機器「NetWyvernSYSLOG」(写真1)の新版を出荷した。新版では、サーバー機のPing監視とUPS連携(Telnetログイン)を可能にした。価格はオープンだが、市場想定価格は約42万円。旧版ユーザーも、ファームウエアをアップデートすれば新版になる。

 NetWyvernSYSLOGは、弁当箱サイズのSyslogサーバー専用機。特徴は、消費電力が5.5Wと小さい点と、空調ファンやハードディスクなどの稼働部品を使わないことによって耐久性を高めている点(ストレージには容量8Gバイトのコンパクトフラッシュを採用)。ハードウエアはパソコンではなく専用のものを使っており、組み込み系のLinuxを動作させている。

 Syslogサーバー機能を提供する。各種の業務サーバー機が出力したログ情報をネットワーク経由で収集し、ログの内容に応じて、ログファイルとして保存したり、管理者にメールで通知したりする。運用上必要になる各種の設定は、すべてWebブラウザーから行う。設定ファイルのテキストをエディタで編集することなく、個々のログの処理方法をWebブラウザーだけで設定できる。

Ping監視とUPS連携(Telnetログイン)を追加

 今回の新版では、大きく二つの機能を強化した。(1)一つは、ICMP(Ping)による監視機能を付けたこと。これにより、業務サーバー(最大20台まで)の死活監視が可能になった。業務サーバーから返答がない場合には、管理者にメールで通知するといった使い方ができる。死活監視の方法としては、2012年6月現在はICMPに限るが、今後はほかのプロトコルを用いた監視もできるようにする。

 (2)もう一つの新機能は、NetWyvernSYSLOGに対して、Telnetで遠隔ログインできるようにしたことである。これにより、UPS(無停電電源装置)との連携ができるようになった。UPSは、停電を検知すると、NetWyvernSYSLOGにTelnetでログインし、コマンドを発行してシャットダウンする。こうした機能を備えたUPSを組み合わせることで、Syslogサーバーの可用性を、より高めることができる。

Syslogサーバーに特化

 なお、Syslogとは、LinuxなどのUNIX系OSが標準で利用するログ出力形式である。個々のログメッセージの属性情報として、mailやsecurityなどログの種類を示すファシリティと、infoやnoticeなどログの重要度を示すプライオリティの2種類の情報を組み合わせて設定する。どのような属性情報を付けるかは、ログを出力する個々のアプリケーションプログラムに依存する。例えば、C言語であればsyslog()関数が出力する。

 一方、Syslogサーバーは、管理対象となる個々のアプリケーションプログラムが出力したSyslogメッセージを受信して、設定したポリシーに応じて個々の処理を実施する。メッセージの属性に応じて、例えばファシリティmailのプライオリティinfoであればファイルmaillogにログ出力し、ファシリティsecurityに属するログであればどのような重要度であっても管理者にメールする、といった使い分けができる。