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写真●独SAP研究開発部門のマーティン・シェブロッカ上席副社長
写真●独SAP研究開発部門のマーティン・シェブロッカ上席副社長
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 2012年6月13日、独SAPの研究開発部門で上席副社長を務めるマーティン・シェブロッカ氏が記者の取材に応じ、同部門がフラッグシッププロジェクトと位置づける「Business Web」の構想について話した(写真)。Business Webとは、クラウドベースのビジネス向けサービス提供基盤。SAPだけでなく、様々な企業がBusiness Web経由でサービスを提供できるのが特徴だ。「包括的にビジネス向けのサービスを提供できる場を作りたい」とシェブロッカ氏は意気込みを語る。

 シェブロッカ氏は一例として、Business Webを使ったロジスティクス分野における次のようなサービスを挙げる。港に貨物を届けに向かうトラックのドライバー向けに、港湾の駐車スペースの空き状況や経路計算などの情報サービスをリアルタイムに提供する。仮にトラックの駐車スペースがない場合は、近くのレストランなどといった、空き時間を有効活用するための施設情報を届ける。トラックのドライバーは、Business Webを通じて複数の事業者が提供するこうした情報サービスを、一元的に受け取ることができる。

 独SAPの研究開発部門では、プロジェクトを二つに分類しているという。3~5年後の実用化を目指す「研究エンジン」と、1~3年後の実用化を目指す「商品化エンジン」だ。Business Webは後者。既にパートナー企業などと連携してプロジェクトを進めており、早期のサービス展開を目指す。