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iPadでTIME誌を閲覧しているところ
iPadでTIME誌を閲覧しているところ
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 米Timeは現地時間2012年6月14日、同社発行の20誌について、米Appleのタブレット端末「iPad」向けに定期購読サービスを開始した。米国など一部の国を対象とする。

 iPadユーザーは、新聞・雑誌購読を一元管理する標準アプリケーション「Newsstand」を通じて「TIME」「FORTUNE」「PEOPLE」「SPORTS ILLUSTRATED」といった人気誌のデジタル版を月間または年間で購読できる。印刷媒体の定期購読者には無償で配信される。

 Appleは2011年2月にデジタルコンテンツ販売サービス「App Store」で定期購読サービスを開始した。同サービスを利用する出版社は、Appleに手数料として売り上げの30%を支払う。また、自社サイトでも定期購読方式の販売をする場合、価格をApp Storeより安く設定できず、App Storeを通じて配信するアプリケーション内にはコンテンツ購入が可能な外部サイトへのリンクを設けてはならないという制約がある(関連記事:Apple、「App Store」で定期購読サービスを開始)。

 米メディアの報道(Wall Street JournalNew York Timesなど)によると、TimeはAppleのこうした制約条件に強く反発する出版社の一つで、競合会社の米Condé Nastや米HearstがAppleと定期購読配信の提携を結んでも、態度を固持し続けていた。このため、iPadではTimeの雑誌は1部ずつしか購入できず、印刷媒体の購読者に対してのみ毎号デジタル版が無料配信されていた。ところが、Timeは今年1月に新たな最高経営責任者(CEO)にLaura Lang氏が就任して、方針を変更したとみられる。

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