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 顔認識技術を手がけるイスラエルのFace.comは現地時間2012年6月18日、米FacebookがFace.comを買収したと発表した。Face.comはテルアビブに拠点を置く新興企業で、Facebookのサービスで動作するアプリケーション「Photo Tagger」や米AppleのiOS向けカメラアプリケーション「KLIK」などを手がけている。

 Photo Taggerは、Facebook上の複数の写真をグループ分けし、一括してタグ付けする機能を備える。KLIKは写真撮影時などに人物の顔を識別し、タグ付けしてFacebookなどで共有できるアプリケーション。各アプリケーションは、個人を特定できるだけでなく、性別や年齢といった属性も判断できるという。

 Face.comは、Facebookによる買収の目的を明らかにしていないが、両社をめぐっては数年間提携関係が続いていたことから、まもなく買収が発表されるとの観測が流れていた。米New York TimesによるとFacebookの狙いは、同社が収益化を急ぐモバイル分野の強化だ。日々モバイル端末経由でアップロードされる膨大なユーザーの写真をもとに友達の相関関係をFacebookが把握できれば、広告展開が容易になるとみられている。一方で米InfoWorldはこうしたFacebookの商慣行について、プライバシー擁護団体が懸念を示していると伝えている。

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