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写真1●Red Hat ミドルウエアビジネス部門担当副社長 Craig Muzilla氏
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写真2●ビジネスルール管理システム「JBoss Enterprise BRMS」のデモ
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 米Red Hatは2012年6月26日(現地時間)、米国ボストンでイベント「2012 Red Hat Summit and JBoss World」を開催した。基調講演ではRed Hat ミドルウエアビジネス部門担当副社長のCraig Muzilla氏(写真1)らがオープンソースJavaミドルウエアJBossの最新状況などを紹介した。

 Muzilla氏は「1400以上の認定他社製アプリケーションが開発されており、40%以上の企業がJBossを利用している。JBoss Application Serverを採用したRed HatのPaaS『OpenShift』は、JEE(Java Enterprise Editon)6に対応した最初のクラウドサービスとなった」と最新状況を紹介。

 またJBossのユーザーであるドイツの保険会社Allianzと、アルゼンチンの医療関連企業OSDEの担当者を壇上に招き、JBossの利用状況について聞いた。Allianzはコスト削減のため8年ほど前からJBossを利用している。またOSDEでは、自社で行ったJBossの修正や改良をJBoss開発コミュニティに提供し、開発に貢献しているという。「コミュニティに貢献するだけでなく、コミュニティに正しく問題を伝えることができる。OSSのアドバンテージだ」(OSDEの担当者)。

 またRed Hatは、1週間前の6月20日にKVS(キーバリューストア)の「JBoss Data Grid」と企業向けアプリケーションサーバーの新版「JBoss Enterprise Application Platform 6(JBoss EAP 6)」、6月25日にビジネスルール管理システムの新版「JBoss Enterprise BRMS 5.3」を発表している。

 JBoss Data Gridはオンメモリーキャッシュサーバーなどに利用できるKVS。「noSQLを容易に利用できるようにする」(Muzilla氏)。

 JBoss EAP 6では、使用メモリーの削減や起動の高速化など、クラウドでの利用にフォーカスした改良を施した。

 JBoss Enterprise BRMSは、GUIエディタ上で、処理や条件分岐などを示すアイコンをマウス操作で配置、矢印で接続してビジネスプロセスを定義、生成できるツール。基調講演ではビジネスプロセスを定義する手順をデモして見せた(写真2)。

 またRed Hat ミドルウエアエンジニアリング担当シニアディレクターMark Little氏はJavaミドルウエアの課題として、マルチテナントやビッグデータ、noSQLへの対応などを挙げ、これらに取り組んでいく姿勢を示した。