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写真1●秘文V10のファイル持ち出し制御機能の一画面(文書に付けられたラベルの状況を可視化)
写真1●秘文V10のファイル持ち出し制御機能の一画面(文書に付けられたラベルの状況を可視化)
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写真2●秘文V10のファイル持ち出し制御機能の一画面(左画面では、SecureCube / Labelingを組み込んだMicrosoft Wordで文書を閲覧している)
写真2●秘文V10のファイル持ち出し制御機能の一画面(左画面では、SecureCube / Labelingを組み込んだMicrosoft Wordで文書を閲覧している)
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 日立ソリューションズは、情報漏洩対策ソフトの新版「秘文 Version10」(秘文V10)を2012年6月29日から提供開始する。新版では、Android向けのデータ暗号化機能や、ファイルの持ち出しを制御する機能(写真1)を追加した。ファイルの持ち出し制御では、NRIセキュアテクノロジーズの文書管理ソフトと組み合わせることで、エンドユーザーの使い勝手を高められるようにしている(写真2)。

 同社が秘文V10について、その機能と提供開始日を発表したのは4月23日である。ただし、発表当時は、NRIセキュアテクノロジーズのソフトとの連携機能を備える点については明らかにしていなかった。提供開始日が近付いた6月27日のタイミングで、再度、同ソフトについてアナウンスした。

 秘文V10の特徴の一つは、NRIセキュアテクノロジーズの文書管理ソフト「SecureCube / Labeling」と連携することである。これにより、例えば、エンドユーザーがMicrosoft Office(Word/Excel/PowerPoint)で文書を保存する際に、個々の文書に重要度(ラベル)を付与すると、このラベルに応じて文書ファイルの持ち出しを制御する、といったことが可能になる。

 秘文V10とSecureCube / Labelingを同時に購入する場合の価格(税別)は、50ユーザーで初年度380万円である。秘文V10は買い取り型のライセンスを採用しているが、SecureCube / Labelingは年額制を採っている。秘文V10は日立ソリューションズおよびその代理店、SecureCube / LabelingはNRIセキュアテクノロジーズおよびその代理店から購入する必要がある。

ファイルの持ち出しを制御するソフトを追加

 SecureCube / Labelingと連携するのは、秘文V10で新たに追加された、ファイルの持ち出し制御機能である。同機能は、ファイル単位でのきめ細かい持ち出し制御を行うソフト「秘文 Server Extension」や、ファイルに機密レベル(情報の重要度)を付加するソフト「秘文AE SecurityPolicyEnforcer ServerAgent」などで構成する。

 一方、SecureCube / Labelingとは、Microsoft Office(Word/Excel/PowerPoint)やAdobe Acrobat(PDF)などのオフィスソフトで文書を保存する際に、文書に対して「社外秘」などのラベル(機密レベル)を付与できるようにするソフトである。文書に付けられたラベルを、オフィスソフトの文書閲覧ビュー上で確認することもできる。

 各社のセキュリティソフトが、SecureCube / Labelingが文書ファイルに付与したラベルを読み取って、これをアクセス制御に利用している。今回の秘文V10も、こうした連携ソフトの一つである。秘文V10では、自前で持っているラベル付与/アクセス制御機能を補完するかたちで、SecureCube / Labelingのラベル付与機能を利用する。

 秘文V10が自前で持っているラベル付与機能と、SecureCube / Labelingによるラベル付与機能は、互いに別の機能である。ここで、秘文V10は、エンドユーザーがSecureCube / Labelingを使って付与したラベルを、秘文V10が自前で持っているラベル付与機能に取り込んで、これをアクセス制御に利用できるようにしている。オフィスソフトをラベル付与/確認の手段として利用できるようになるというわけだ。

 なお、秘文V10では、ファイル持ち出し制御機能(ソフト群)のほかに、Android向けの暗号化ソフト「秘文AE SmartDevice Encryption」も追加している。