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 関西テレビ放送は、クボテックと共同で「準リアルタイム」の映像伝送方式を開発したと発表した。

 共同開発では、受信側で一定時間映像データを蓄積する。具体的には、送信側ではエンコーダで一定時間ごとのファイルを作成して伝送する。受信側ではデコーダが、ファイルが一定数貯まった時点から映像を出力する。このため通信速度が一時的に低下しても、受信映像は乱れない。これを準リアルタイムとしている。開発品では、通信速度が一定ではなくても映像が乱れないので、ベストエフォート回線や、無線LAN環境での映像伝送に有効とする。

 関西テレビは、ケイ・オプティコムと提携し、ケイ・オプティコムが近畿一円に展開する無線LANスポットからのHDTV映像(H.264を採用、6Mbps)を伝送する実証実験を行い、既に実際の報道現場からの素材伝送を開始している。

 関西テレビは、「このシステムを利用すれば、映像は1分後には収録が可能となる」「従来回線に加えて新たに無線LANスポットなどの通信網を使える。テレビ報道の速報性をさらに向上させることができる」などとしている。