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写真●6月19日に就任したばかりのNTTドコモ 加藤薫社長(撮影:新関 雅士)
写真●6月19日に就任したばかりのNTTドコモ 加藤薫社長(撮影:新関 雅士)
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 NTTドコモの加藤薫社長は2012年7月12日、日経コミュニケーションのインタビューに応じ、コンテンツ配信やM2M(Machine-to-Machine)のプラットフォーム事業で海外展開を強化し、2011年度に両分野で200億~300億円の売上高を「2015年度に1000億~2000億円に伸ばす」との方針を明らかにした。

 NTTドコモは2011年11月に公表した「中期ビジョン2015」で「モバイルを核とする総合サービス企業」のキャッチフレーズを掲げ、新領域の開拓で2015年度に約1兆円の売上高を上乗せする計画を描く。新領域の主な対象としては、「メディア・コンテンツ」「コマース」「金融・決済」「メディカル・ヘルスケア」「環境・エコロジー」「M2M」「アグリゲーション・プラットフォーム」「安心・安全」の8分野を挙げており、海外展開ではコンテンツ配信やM2Mプラットフォームが有力候補となる。

 コンテンツ配信分野ではドイツ子会社のネット・モバイルを通じてサービスを提供中のほか、昨年には中国の百度(バイドゥ)と合弁会社を設立した。今年もイタリアのコンテンツ配信事業者、Buongiorno(ボンジョルノ)を買収(関連記事)するなど事業拡大を急いでいる。一方、M2M分野では、テレフォニカ(スペイン)やKPN(オランダ)、テルストラ(オーストラリア)などの海外大手事業者と組んでサービスを展開することを7月10日に発表したばかり。

 このほか、インタビューでは「dマーケット」を強化していく方針を示した。現在提供するビデオや音楽、書籍、アニメに加え、「ゲームのストアを冬ごろに開設する。少なくとも複数社と組んで展開していくことになる」とした。さらに「デジタルコンテンツだけでなく、リアルな『物』も売っていきたい。らでぃっしゅぼーやの買収やタワーレコードの子会社化もこの一環。ドコモが提供することによる『安心・安全』を打ち出しながら、特長のある物を提供していきたい」と述べた。