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 オープンソースソフトウエア(OSS)の分散データベース(DB)「Riak」を開発する米バショーテクノロジーズは2012年7月18日、IDCフロンティアから610万ドルの出資を受けたと発表した。IDCフロンティアはRiakを使用して、ストレージサービスやDBサービスを提供する予定だ。

 バショーは、ピア・ツー・ピア(P2P)技術を採用した分散DBであるRiakのバージョン1を2011年9月にリリースしたほか、2012年3月には「Amazon S3」と互換性のあるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を備えたオブジェクトストレージが構築できる「Riak CS」を開発している。IDCフロンティアはRiak CSを使用して、同社のIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)である「IDCFクラウド」に、ストレージサービスを追加する。

 米アマゾン・ウェブ・サービスのIaaSである「Amazon EC2」では、仮想マシンのデータなどをストレージサービスのAmazon S3にバックアップできる。IDCFクラウドを始めとする日本のIaaSの多くは、Amazon S3のようなバックアップ用途に使える低価格・大容量のストレージサービスが不足していた。

 数少ない例外がニフティの「ニフティクラウド」で、ニフティはジェミナイ・モバイル・テクノロジーズ(8月11日にクラウディアンに社名変更予定)が開発した「Cloudian」を採用して、ストレージサービスを提供している。Cloudianは、Riak CSと同様にAmazon S3と互換性のあるAPIを備える分散ストレージソフトウエアだ。ジェミナイは2012年5月に米シトリックス・システムズと提携し、シトリックスが中心となって開発するOSSのIaaS構築ソフト「Apache CloudStack」と連携できるようにした。