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写真1●ニフティが提供を開始したPaaS「ニフティクラウド C4SA」(管理画面)
写真1●ニフティが提供を開始したPaaS「ニフティクラウド C4SA」(管理画面)
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写真2●新規キャンバスの作成画面
写真2●新規キャンバスの作成画面
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 ニフティは2012年7月31日、主にWebサービスやSNSアプリ、スマートフォン向けアプリなどを開発および公開したいユーザー向けのPaaS(Platform as a Service)環境、「ニフティクラウド C4SA」(C4SAはCloud for Scalable Applicationの略)の提供を開始した(写真1)。企業ユーザーはもちろん、個人レベルでもすぐに利用を始められる手軽さや、価格の安さなどを売りとしている。

 ニフティクラウド C4SAは、WebサービスやWebベースの各種アプリを開発するのに必要となるWebサーバーやデータベースをはじめ、Perl、PHP、Rubyなどの開発言語、CakePHPやRuby on Railsといったフレームワーク、さらにはWordPressやPukiWikiなどのアプリケーションをすぐに利用可能な形であらかじめ用意。サーバー構築に関する専門知識を持ち合わせないユーザーでも、オンラインで申し込んだ後、短時間でWebサービスやアプリの開発に着手できる。

 仮想サーバー(基本スペックは、メモリー512Mバイト、ローカルディスク1Gバイト)に、開発言語やフレームワーク、各種アプリケーションを個別にインストールしたものを「キャンバス」と呼び、利用したいキャンバスをメニュー形式で選ぶことでユーザーに最適なPaaS環境を短時間で構築できる(写真2)。キャンバスを新規作成するのに必要な時間は「1分もかからない」(ニフティ)という。

 キャンバスは、管理画面から必要に応じて最大20キャンバスまで追加して利用できる。個々のキャンバスは、Webブラウザーを使って運用状態や負荷の確認、ファイルの操作などが可能。CLI(コマンドラインインタフェース)も用意しており、Webブラウザー上でサーバーに対して直接コマンドを発行できる。複数ユーザーでの共同作業を可能にする「コラボレーション機能」も装備する。

 作成したキャンバスには、インターネットからのアクセス用にニフティクラウド C4SA固有のドメイン名を使ったユニークなURLが割り当てられるが、ユーザーが所有する独自ドメイン名でアクセスできるように後からDNS設定を変更することも可能だ。仮想マシンのメモリーやディスク容量などのリソースを増やせる「スケールアップ」機能や、サーバー負荷の高いアプリを実行する際にキャンバスを冗長構成にして負荷分散を図れるようにする「スケールアウト」機能(8月提供予定)なども用意している。

「共通アプリ部品」を提供できるPaaSを目指す

 ニフティによれば、現状のキャンパスは開発言語やフレームワークを組み込んだだけの“素の状態”。将来は「SNSアプリ向けの部品」「スマートフォン向けアプリの部品」といったアプリ部品を多数用意し、それらをユーザーが自由に利用できるようにして、より手軽かつ迅速にアプリ開発を進められるPaaS環境の提供を目指すという。

 価格は、1キャンバス当たり月額945円から。基本となる仮想サーバーのメモリー容量を512Mバイトから1Gバイトに増やすと月額「976.5円」、同ディスク容量を1Gバイトから5Gバイトに増やすと月額「1995円」に料金がアップする。その他、共有データベース(MySQL)の容量アップや(例:20Mバイトから512Mバイトに増やす場合は月額493.5円追加)、独自ドメイン名の利用(1件当たり月額105円)などでも追加料金が発生する。

 なお、同社ではニフティクラウド C4SAの提供開始を記念して、7月31日から9月30日まで、1キャンバス利用時の基本料金945円を無料とするキャンペーンを実施するという。