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 米Amazon.comは現地時間2012年7月31日、同社が米国で提供しているクラウド音楽サービス「Amazon Cloud Player」に、ユーザーのパソコン内の音楽ファイルをスキャンし、合致した楽曲をさまざまな端末にストリーミング配信する「Scan and Match」機能を追加したと発表した。

 最大250曲のストリーミング再生が可能な無料サービスと、最大25万曲を利用できる年間24.99ドルの有料サービス「Premium」を用意する。いずれも米Windowsパソコンの「Windows Media Player」とMacintoshパソコンの「iTunes」のライブラリーをスキャンし、Amazonの音楽サービスで取り扱っている楽曲と合致したものを利用できる。再生は、iOSやAndroid、Kindle Fire用の専用アプリケーションのほか、Webブラウザーなどで行える。

 Amazon Cloud Playerは、同社が米国の顧客向けに2011年3月に始めたサービス。オンライン音楽販売ストア「Amazon MP3」で購入した楽曲や、ユーザーのパソコン内の音楽ファイルをアップロードして保管しておき、モバイル端末の専用アプリケーションなどを使って再生できる。これまでは、Amazon以外で購入した楽曲や、音楽CDから変換した楽曲は、ユーザーが自分でアップロードしなければならず手間がかかっていた。なお新サービスでも従来と同じく、Amazonで購入した楽曲は保存容量が無制限になる(関連記事:Amazon.com、クラウド音楽サービスにiOS用アプリを追加)。

 同様のサービスは米Appleが「iTunes in the Cloud」の有料オプション「iTunes Match」で提供している。こちらも利用料は年間24.99ドル。ただし利用できる楽曲の数は2万5000曲で、Amazonはその10倍。またAmazonは無料版を用意しており、Appleとの差異化を図っている(関連記事:Appleが「iTunes 10.5.1」をリリース、「iTunes Match」に対応)。

 またAmazonは今回の新機能の導入に伴い、音楽サービスとオンライン・ストレージ・サービス「Cloud Drive」を分離し、Cloud Driveの料金を値下げした。同サービスの料金はこれまで20Gバイトの利用で年間20ドルだったが、これを10ドルにした。このほか100Gバイトを50ドルに、1000Gバイトを500ドルにとそれぞれ半額にした。

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