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写真●日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役 本部長の梅田成二氏(写真:井上裕康)
写真●日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役 本部長の梅田成二氏(写真:井上裕康)
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 日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役 本部長の梅田成二氏は2012年8月1日、都内で開催中の「日経BP Cloud Days Tokyo 2012 SUMMER CONFERENCE(CDT2012夏)」で講演、同社が10月に発売する「Windows Server 2012」で構成したプライベートクラウドが、パブリッククラウドの「Windows Azure」と統合的に運用管理できることを強調した。

 「ビジネスの状況に合わせて素早く導入し、自由に拡張できるクラウドへの移行は必然であり、もはや時間の問題」(梅田氏)とし、SNSを手掛けるミクシィやタクシー事業者の日本交通でのWindows Azureの活用事例を紹介した。


パブリックとプライベートを組み合わせるハイブリッド型へ

 「ただし、企業内のすべての既存アプリケーションを一度にパブリッククラウドに移行させることは難しい。どうしても社内に置かざるを得ないデータもある」(梅田氏)。そこでオンプレミスのシステムやプライベートクラウドを、パブリッククラウドと連携できるようになれば効率的だ。

 梅田氏はWindows Server 2012とWindows Azureを用いることで、こうした連携が容易になるとし、実際に両者の間での連携を実演した。同社は2012年6月、Windows Azureで新たにIaaS型のサービスを追加しており(関連記事)、実演でもこのIaaSを用いた。

 同社のクラウド管理ツールの「System Center 2012」を用いて、ローカルにあるHyper-Vの仮想ディスク(VHD形式)をWindows AzureのIaaS環境に移行する実演を見せた。逆に、Windows AzureのIaaS環境で稼働する仮想ディスクをローカルのHyper-Vにコピーすることもできる。なお、Windows AzureのIaaSでは、CentOSやUbuntuなどのLinux系OSにも対応する。

Windows Server 2012はAzureと完全に同一アーキテクチャに

 梅田氏は、Windows Server 2012の投入によってWindows Azureとアーキテクチャが共通となることも強調した。「従来、Windows Azureで用いている環境はWindows Serverと完全に同一ではなかった。例えば、Windows Azureの仮想環境はWindows Server 2008 R2のHyper-Vに対し大規模運用向けの拡張を施していたが、Windows Server 2012ではAzure側と完全に同一になる」(梅田氏)。

 最後に梅田氏は、複数のHyper-V環境間で仮想マシンを移行させる「ライブマイグレーション」、災害対応のために他地域のデータセンターにシステムを移す「Hyper-Vレプリカ」などについて実演を交えながら解説した。