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 米Appleが写真共有SNS「The Fancy」の買収に向けて交渉に入っていると複数の海外メディア(Business InsiderPC Magazine )が報じている。Business Insiderの2012年8月4日付記事によると、Appleの目的はeコマースの拡充。4億人以上いると言われるiTunes Storeの顧客に対し、The Fancyのサービス提供し、オンラインショッピング事業を拡大するという。

 The Fancyは、「Pinterest」と同様に、写真の収集、共有サービスを提供しているが、より電子商取引に重点を置いたサービスが特徴で、ソーシャルコマースサイトとも呼ばれる。本社は米ニューヨーク市で、従業員数わずか20人の新興企業。米TwitterのJack Dorsey常勤会長や米Facebookの共同創業者Chris Hughes氏が、The Fancyの親会社Thingdの取締役会に籍を置いている。これまでにベンチャーキャピタルの米Andreessen Horowitzなどから出資を受けている。

 Business Insiderによると、この買収協議が成功するかどうかはまだ分からない。ただし、AppleのTim Cook最高経営責任者(CEO)とThe FancyのJoe Einhorn CEOが今年に入って投資銀行主催のカンファレンスで会っており、その直後に、SNSにあまり参加しないことで知られるCook CEOがThe Fancyにアカウントを開設している。このことは偶然ではないという。またBusiness Insiderは、Appleの買収戦略に詳しい関係者の話として、Appleが企業を買収する際には一定のパターンがあり、The Fancyとの協議もそのパターン通り進んでいると伝えている(関連記事:Apple、指紋認証技術のAuthenTecを買収へ)。