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写真●法務省入国管理局が実証実験に使う「自動化ゲート」のイメージ(同局提供)
写真●法務省入国管理局が実証実験に使う「自動化ゲート」のイメージ(同局提供)
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 法務省入国管理局は2012年8月6日から、成田空港と羽田空港の出入国審査場で、新型の「自動化ゲート」(写真)を活用した出入国手続きの実証実験を始めた。「顔認証技術」を採用して出入国審査を自動化。混雑しがちな繁忙期の出入国審査をスムーズにする狙いがある。(顔認証・認識の関連記事1関連記事2

 対象となるのは、ICチップ内蔵パスポート(IC旅券)を持つ日本人。2006年から発行が始まったIC旅券には、パスポートに印刷された顔写真のデジタルデータが格納されている。新しい自動化ゲートでは、ゲートのカメラで撮影する写真データと、ゲートで読み取らせたIC旅券の写真データを顔認証技術で照合する。同一人物だと判定されれば即時に審査が完了する。

 利用に当たって事前登録は必要ない。現在、旧方式の自動化ゲートが成田・羽田・中部・関西の4空港の出入国審査場に1台ずつ設置されているが、事前にパスポートや指紋情報を登録する手続きが煩雑で、利用は進んでいない。顔認証技術で事前登録を省略できるようにし、利用促進を目指す。

 実証実験は9月30日まで。この間に「自動化ゲートで顔認証技術だけを用いる審査」「自動化ゲートで顔認証と指紋認証を併用する審査」などを実施し、効果を検証する。今回は実証実験であるため、自動化ゲート通過後に通常の出入国審査を受ける必要がある。入国管理局は今後、審査時間短縮効果などを見極めながら、本格導入の可否を検討する。

 なお、自動化ゲートの機器・システムはNEC製である(関連記事)。

[法務省の発表資料]