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写真●2013年3月期第1四半期の連結決算を発表するNTTの鵜浦博夫社長
写真●2013年3月期第1四半期の連結決算を発表するNTTの鵜浦博夫社長
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 NTT(持ち株会社)は2012年8月6日、2013年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比1.5%増の2兆5759億円、営業利益は同0.9%増の3523億円と増収増益だった。スマートフォンの販売が順調に拡大していることに加え、海外売上高も前年同期比4億ドル増の30億ドルに拡大した。連結売上高に占めるIP系/ソリューションなど新分野の割合は前年同期比5ポイント増の72%。通期で75%に高める中期経営戦略の達成に向け、順調に進ちょくしていることをアピールした。

 一方で「フレッツ光」の純増数は4~6月で30万7000件と鈍化している。スマートフォンやタブレットの普及で固定回線が不要というユーザーが増えているほか、KDDIの攻勢などで競争が激化しているためだ。そこで長期継続利用者への優遇策に加え、新たな施策の投入を計画しているという。既報(関連記事)の「フレッツ光ライト」マンション向けメニューのほか、「ADSLからの乗り換えキャンペーンを提供したり、速度メニューを強化したりすることを考えている」(鵜浦博夫社長、写真)とした。8月中にもNTT東西地域会社がそれぞれ発表する予定である。

 鵜浦社長は会見の冒頭で、NTTドコモの障害について謝罪した。8月2日の障害(関連記事)についてはNTTコミュニケーションズの交換機のハード故障が原因で国際ローミングに障害が発生し、これがきっかけとなって連鎖的に国内通話/通信にも影響が出た。7月25日の障害(関連記事)を含めて詳細は8月7日にNTTドコモが記者会見を開いて説明する。その上で、「今後はネットワーク間の連携も想定して対処していく必要がある。しっかりとした対策を講じ、即座に対応できる体制の強化に努めていきたい」(鵜浦社長)とした。