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 日本ケーブルラボは2012年8月6日の記者会見で、「PON相互接続検討WG」を発足させたと発表した。2012年6月開催の運営委員会で発足が承認され、既にWGの第1回会合を7月26日に開催したという。

 1Gbps通信を実現する「GE-PON」の技術標準はIEEEで決められている。しかし光波長や伝送距離などの基本的な技術仕様が規定されているだけで、ケーブル局に設置されるOLT(Optical Line Terminal:局側装置)と家庭に設置されるONU(Optical Network Unit:宅内装置)の詳細仕様は規定されていない。このため、OLT とONU のメーカーが同一でないと接続できない状況にある。

 この問題を解決するため、GE-PONおよび今後の10Gbpsを実現するOLTやONUを異なるメーカー間の相互接続を可能とする運用仕様の策定に向けWGを新設することにした。仕様の検討項目例としては、「OLT当たりの最大ONU数(ケーブル局の要望は64が多い)」「OLT・ONU間の光減衰量(最大ONUと関係するため)」「OLT光送信レベルとONU光受信レベル」「ONU光送信レベルとOLT光受信レベル」「VLAN機能」「セキュリティー機能」などを挙げた。

 標準化の対象は当面GE-PONとする。将来的には10GE-PONも対象にする。設備面では新規導入の事業者設備を対象にし、既設や既存の機器は対象外とする。第一段階は、OLTに複数メーカーのONUが接続可能な物理層を対象とする。

 WGの構成員はPON導入あるいは導入予定のケーブルテレビ事業者である。WGの下に立ち上げたTG(テクニカルグループ)については、GE-PON用OLTおよびONUメーカーにも参加を要請した。WGは2012年9月までに運用仕様書の完成を予定する。