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写真●記者会見で陳謝する東京証券取引所の宇治浩明 IT開発部トレーディングシステム部長(中央)
写真●記者会見で陳謝する東京証券取引所の宇治浩明 IT開発部トレーディングシステム部長(中央)
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 東京証券取引所は2012年8月7日夜、全派生商品(デリバティブ)銘柄の取引が一時できなくなったトラブル(関連記事1関連記事2)について会見を開いた。トラブル発生の原因がネットワーク機器であることを明かし、東証の宇治浩明 IT開発部トレーディングシステム部長は「大変なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げる」と陳謝した。

 原因はデリバティブ取引システム「Tdex+システム」と、構内ネットワーク「arrownet」の間に設置しているアラクサラネットワークス製レイヤー3(L3)スイッチ。L3スイッチは二重化していたが、「本番系から待機系への自動切り替えに失敗した」(宇治部長)という。

 午前9時18分、該当のL3スイッチに障害が発生。東証は同9時22分に売買を停止した。応急策として、同10時17分に手動による待機系への切り替えを実施し、10時55分に取引を再開した。後場は正常に取引を終えた。

 8日未明に対象のスイッチを交換し、「二重化の状態に戻す予定」(宇治部長)。自動切り替えに失敗した原因については、メーカーが持ち帰りログなどを詳しく調査するという。