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写真1●Knowledge Graphの利用例
写真1●Knowledge Graphの利用例
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 米Googleは現地時間2012年8月8日、モバイル音声検索機能を米Appleの「iOS」向けに提供する計画を含め、同社検索エンジンの強化について発表した。

 Googleは、音声で検索を実行して音声で回答が得られる機能を数週間前にリリースした「Android 4.1」(開発コード名は「Jelly Bean」)で提供しているが、同様の機能をAppleの「iPhone」および「iPad」でも利用できるようにする。Google検索のマイクアイコンをタップし、自然な会話口調で質問すると、特定地域の人口や天候など端的な情報であれば、音声で検索結果が返される。運転経路などを尋ねると、「道順を案内します」と音声で答え、地図が表示される。新たな音声検索機能はiOS 4.2以降に対応する。間もなく実施するiOS向けアプリケーションのアップデートで提供する。

 Web検索では、5月から米国で提供している「Knowledge Graph」機能を米国以外の英語圏にも拡大する。Knowledge Graphはユーザーが実際に探している対象とその関係を理解して、ユーザーが探し求めている情報や参考になるデータを検索結果として返す(写真1)。5億件を超える人、場所、物の情報と、それらの属性や相互関係などのデータ35億件以上を活用し、Web上から収集した情報などと組み合わせる(関連記事:Google、検索結果にナレッジを追加する機能「Knowledge Graph」を発表 )。Knowledge Graphは、音声認識および言語理解の技術とともにモバイル音声検索のベースにもなっている。

 また、「人気のアクション映画」などのように回答が単一ではなく複数におよぶ検索の場合、検索結果リストのコンテンツを検索結果ページの上部に回転式でサムネイル表示する。ユーザーは手軽にリストを見渡したり、個別のサムネイルをクリックしてさらに詳しい情報を入手したりできる。

 そのほか、検索を実行しているユーザー自身の「Gmail」も検索対象に含めるようにする。タホ湖でのサイクリングを計画しているユーザーが検索を実行すると、検索結果の右側に関連情報が書かれた友達からのメールが提示され、タホ湖のお勧めサイクリングコースやレストランといった情報を見つけられる。この機能は英語版Google検索サービス(www.google.com)にのみ実装し、現在、一部ユーザーを対象に限定テストを実施している。

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