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写真●QuickSolution Ver.8.1の画面
写真●QuickSolution Ver.8.1の画面
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 住友電工情報システムは2012年8月10日、企業向け全文検索エンジンソフトの新版「QuickSolution Ver.8.1」(写真)を発表、同日販売を開始した。新版では、文書の所有者情報を利用して検索語についての専門家を示せるようにするなど、検索機能を強化した。

 Webブラウザーを使って、ファイルサーバー、グループウエア、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)などを横断的に検索できる。キーワードによる完全一致検索のほか、自然文を用いたあいまい検索が可能である。検索用インデックスの生成には、形態素解析とN-gram方式を組み合わせており、キーワード辞書のメンテナンスを不要にしている。

 企業規模に合わせて、検索性能を拡張できる。1台のQuickSolutionサーバーで、3Tバイト3000万文書のファイルサーバーを扱うことができ、1000万件のデータを0.1秒で検索できるとしている。この規模を超える場合は、QuickSolutionサーバーを複数台用意して分散検索させることができる。

検索キーワードの専門家を検索画面に表示

 新版では、検索結果についての専門家を提示できるようにした。検索キーワードにヒットした文書ファイルの所有者情報を元にして、検索キーワードの専門家(人と部署)を集計し、これを検索画面のサイドバーに表示する。専門家をクリックすることで、専門家に関連した文書を一覧表示することもできる。

 専門家を調べるアルゴリズムは独自である。キーワードにヒットした文書の数(Aさんが10件、Bさんが5件、など)を集計するとともに、文書自体のスコアも判断材料にする。文書とキーワードの適合率、文書のアクセス数、ブックマーク数、オリジナルかコピーか、などをスコア化する。これらを総合的に判断する。

 新版では、ファイルサーバー検索時のファイルビューア機能を強化し、ページ数が多いファイルでも効率よく中身を確認できるようにした。具体的には、検索キーワードにヒットしたページを直接開くようにしたほか、検索キーワードにヒットしたページだけをページ送りできるようにした。また、ビューア内で検索キーワードをハイライト表示するようにした。

シソーラス辞書を標準添付

 製品パッケージは、基本機能に的を絞った「DBモデル」と、フル機能版の「FSモデル」の2種類を用意した。価格(税別)は、DBモデルが80~600万円、FSモデルが120~900万円。いずれも、Javaアプリケーションサーバー環境で動作する(Apache Tomcat 7を同梱)。なお、従来はオプションだったシソーラス(類語)辞書を標準で添付している。

 DBモデルとFSモデルの違いは、リアルタイム検索(検索インデックスを夜間バッチではなくリアルタイムに更新)の有無と、アクセス権限の継承(ファイルサーバーやグループウエア、Active Directoryなどで管理している権限の継承)である。フル機能版(FSモデル)は、これらの機能を利用できる。