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画面●京都大学の新図書館システム「KULINE」
画面●京都大学の新図書館システム「KULINE」
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 京都大学は2012年8月20日、新しい図書館情報システム「KULINE」を稼働させた(画面)。新システムでは、650万冊以上ある全ての京大図書館所蔵文献(図書・雑誌・電子ジャーナル・電子ブック・学術情報リポジトリなど)に加えて、他の大学・機関の蔵書や商用データベースなども、1つの画面から検索できる。これにより、学内・学外にある膨大な検索対象の中から、目的の文献を素早く探せるようにした。

 新システムでは、1度検索キーワードを入力すると、京大内の全ての文献を対象に検索できる。さらに、タブを切り替えると他大学などの文献も検索対象になる。キーワードにヒットする検索結果が大量にある場合は、絞り込み条件(ファセット)を自動的に提示し、文献にたどり着きやすくした。学生などの利用者が文献に対する書評を投稿したり、関連情報のタグ付けをしたりする「ソーシャル」機能も提供する。

 さらに京大は2013年3月をメドに、スマートフォンやタブレット端末などでも図書館サービスを利用できるアプリケーションを提供する予定である。

 システム構築は富士通が担当した。京大内の文献検索機能については、学内に設置したサーバーで提供。学外の他大学・機関の文献検索機能については、富士通のデータセンターに設置した管理サーバーを通じて外部サービスを呼び出す「ハイブリッドクラウド方式」でシステムを構築している。

 京大は富士通の大学図書館業務パッケージ「iLiswave-J」を採用した。初期構築費用を含む利用料として、京大は富士通に対し月額480万円を60カ月間にわたって支払う。富士通は京大で採用された機能を組み込んだ「iLiswave-J V3」を2013年1月に販売開始する予定で、年間26システムの販売を目標に据える。費用は個別見積もり。

[京都大学KULINEのホームページ]
[富士通の発表資料]