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 富士通は2012年8月20日、Javaアプリケーションサーバーソフトの新版「Interstage Application Server V11」を発表、同日販売を開始した。8月31日から順次出荷する。新版では、Java規格やGUIフレームワークを最新版とすることで、開発生産性を高めた。

 Interstage Application Serverは、Java規格に準拠したJavaアプリケーションサーバーソフトである。具体的には、Java SE(標準規格)の現行版であるJava SE 7と、Java EE(大規模向け規格)の現行版であるJava EE 6に準拠している。富士通は2011年12月にJava EEをJava EE 6準拠とした「V10.1」を出荷しており、今回のV11でJava SEをJava SE 7準拠とした。

 Java SE 7準拠により、開発生産性が「従来比で30%向上した」(富士通)としている。コーディング量を減らし、構文を簡素化したことで、より簡単/簡潔にソースを記述できるようになった。また、Ruby/PythonやJavaScriptといったスクリプト言語を、より使いやすくした。並列処理をより簡単に実現するためのFork/Joinフレームワーク(ソフトウエア部品)も追加した。

 新版ではさらに、標準で搭載するスマートフォン/タブレット端末向けのアプリケーション開発フレームワークを、現行版の「jQuery Mobile 1.1.1」に高めた。同ソフトを使うと、各種のモバイル端末画面に合わせたツールバーやボタンなどの部品群を、HTMLの知識だけで開発できるようになる。富士通が動作を保証するモバイル端末は、Android 2/3、iOS 4/5、Windows Phone 7.5。

オンプレミスとSaaSを順次提供

 Interstage Application Server V11の代表的なエディションの概要と価格(税別)は、以下の通り。いずれも稼働OSは、Windows Server 2003/2008、Red Hat Enterprise Linux 5/6、Solaris 10/11。

 (1)標準版「Interstage Application Server Standard-J Edition V11」は、55万円から。J2EE/Java EEの基本機能を提供する。(2)上位版「同Enterprise Edition V11」は、280万円から。Standard-J Editionの機能に加えて、CORBA/IIOP機構やCOBOL/C++実行環境を提供する。

 SaaS型でも提供する。(a)FGCP/S5向けは、標準版のStandard-J Editionが月額2万7500円から。簡易版のInterstage Web Server Expressが月額6000円から。(b)FGCP/A5 Powered by Windows Azure向けは、8250円(150時間)から。