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 Skeedは2012年8月28日、遠距離でも高速に通信できるファイル転送ソフト「SkeedSilverBullet」(関連記事)のクライアント機能の稼働環境を拡大し、新たにiOS(iPhone/iPad)用のアプリケーション開発ライブラリーの提供を開始した。これにより、WindowsとMac OS Xだけでなく、iOS環境においてもファイルを高速に転送できるようになった。

 前提となるSkeedSilverBulletとは、遅延時間が大きい遠距離でのTCP/IP通信を高速化するために開発した独自のファイル転送ソフトである。C/S(クライアント・サーバー)型で動作し、FTPやHTTPといった既存のプロトコルを代替する。通信距離に応じて遅延時間が増えても遅延時間の影響を受けずに済む、としている。

 ファイル転送クライアント機能として、JRE環境(WindowsとMac OS X)向けに、GUIフロントエンドとCLIコマンドを用意している(他アプリケーションからはCLIコマンドの外部呼び出しやREST APIを使ってファイル転送機能を利用できる)。これに対して今回、新たにiOS向けのクライアント機能ライブラリー(Objective-C用)を追加した。

 iOS向けライブラリーを組み込んだアプリケーションを開発することで、iOSアプリケーションからSkeedSilverBulletのサーバーに対してファイルを高速に転送できるようになる。WindowsやMac OS Xのような専用GUIクライアントではなくライブラリーの形で提供する理由は、iOS環境では、異なるアプリケーション同士でファイルの受け渡しができないからである。ライブラリーを組み込んだアプリケーションがファイルの入手と転送を同時に実行する形になる。

 SkeedSilverBulletの製品構成は、サーバーソフト、クライアントソフト(Windows、Mac OS X)、iOS用ライブラリー、の三つ。ライセンスはクライアント機能を利用するユーザー数と利用帯域によって変わる。標準エディション「Standard」の場合、「Smart 50」(最大5ユーザー、最大50Mビット/秒)が50万円など。