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従来のThinkPadらしさを踏襲しつつ、既存のThinkPadの文脈にとらわれないデザインを目指したという
従来のThinkPadらしさを踏襲しつつ、既存のThinkPadの文脈にとらわれないデザインを目指したという
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強化したカーボン素材を採用することで軽量化と薄型化を実現した
強化したカーボン素材を採用することで軽量化と薄型化を実現した
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ThinkPad X1 Carbonに使われているカーボン素材。手で反らすことはできるので柔らかそうに見えるが、高い強度を持っていて衝撃に強い
ThinkPad X1 Carbonに使われているカーボン素材。手で反らすことはできるので柔らかそうに見えるが、高い強度を持っていて衝撃に強い
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ThinkPad X1 Carbon用の小型ファンを新開発した
ThinkPad X1 Carbon用の小型ファンを新開発した
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ThinkPad X1 Carbonのマザーボード
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 レノボ・ジャパンは2012年8月29日、薄型ノートの新製品「ThinkPad X1 Carbon」の技術説明会を開催した。カーボン素材を利用し、強度を保ちつつ軽量化を実現。キーボードや空冷ファンに改良を加えて薄型化を実現したことなどを説明した。

 まず、田保光雄 製品開発統括担当が登壇し、開発の経緯を説明。1年前に発表したThinkPad X1は「歴代のThinkPadの中で一番薄い製品だったが、もう少し軽くできないかとユーザーのコメントをもらった」(田保氏)と語った。日本のユーザーからは解像度を高めてほしいという意見もあったという。今回のX1 Carbonではその意見を参考にして製品開発に取り込んだと説明した。

 続いて高橋知之デザイン/ユーザーエクスペリエンス部長が登壇。ThinkPadのデザインコンセプトについて「日本の幕の内弁当からインスパイアされた。黒くて赤い箱で、栄養を持った季節の食品が効果的に並んだ弁当」(高橋部長)と説明。シンプルさの中に最新の優れた機能が収まっているというイメージを具体化しているという。

 ThinkPad X1 Carbonのデザインについては、ThinkPadらしさを失わないことを重視しつつ、既存のThinkPad設計の文脈にはこだわらないことを目指したとする。今まで以上に曲面を用い、本体側面は角を削り込んで薄さを協調する手法を取り入れた。従来のThinkPadでは本体背面に端子を設置できるように画面のフレーム下部が背面を隠さない仕組みとしていた。X1 Carbonでは薄さを強調するため、画面を開くと画面フレームが背面を覆うドロップダウン方式を採用した。それでも、従来のThinkPadを踏襲して本体と画面が180度開くようにした。キーボード配列は文章編集は右上、カーソルの操作に使うキーは右下にまとめるといったレイアウトにこだわったとする。

 最後にノートブック製品第一機構設計・機構設計担当マネージャーの大谷哲也氏がX1 Carbonの薄型化について説明した。ThinkPadでは1992年に投入した第一世代の製品からカーボン素材を利用してきた。そのノウハウを集約しつつ、X1 Carbonではこれまでの製品よりも強度を高めたカーボン素材を採用。従来製品と同等の強度を保ちながら、液晶ディスプレイの重量を約30%削減したという。2枚のカーボン素材の間に発泡樹脂を挟み込む構造にして、衝撃に強くしたことで、ディスプレイの部品と天板のすき間は50%削減できた。空冷ファンは従来より小型化しつつ、乱流を抑える整流板を内部に収めることで騒音の低減を実現。静電気を逃がすことでホコリの付着を防ぐ仕組みも加えたと説明した。


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