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AppleのCEO、Tim Cook氏
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GoogleのCEO、Larry Page氏
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 米Appleと米Googleはモバイル端末の特許問題を巡り、両社の最高経営責任者(CEO)が協議を行っているようだと、複数の米英メディアが現地時間2012年8月30日に報じた。

 英Reutersによると、GoogleのCEO、Larry Page氏と、AppleのCEO、Tim Cook氏は、先週電話で話し合い、数週間のうちにも再度、電話会議を行う予定。最初の話し合いではなんら正式な合意に至らなかったが、今後も協議を続けることでは意見が一致したという。また、両社社員レベルの協議も進められている。

 モバイル端末市場の競争がこの数年で激化するにつれ、AppleとGoogleの対立も深まっている。Appleは直接Googleを訴えるのではなく、GoogleのモバイルOS「Android」を採用する主要端末メーカーの韓国Samsung Electronicsや台湾HTCを特許侵害で提訴し、Samsungを相手取った訴訟では8月24日に米カリフォルニア州連邦地方裁判所で勝訴した。陪審はAppleの主張をほぼ全面的に認め、Samsungに10億5000万ドルの損害賠償支払いを命じた。Appleはその後すぐに、Samsungスマートフォンの8機種を対象に米国販売差止の仮処分を申請している(関連記事:Apple、Samsung製スマートフォン8機種の販売差止仮処分を申請)。

 一方、Googleが5月に買収したMotorola Mobilityは今月、Appleに特許を侵害されたとして米国際貿易委員会(ITC)に提訴した。Appleの「Siri」に使われている音声認識技術などに関する7件の特許を問題としている。MotorolaがAppleをITCに提訴するのはこれが2度目となる(関連記事:Google傘下のMotorolaが再びAppleを提訴、「Siri」などが特許侵害と主張)。

 米Businessweekは関係者の話として、Appleは2010年にHTCを訴える前に、Googleを直接提訴することも検討したと報じた。米Washington Postによると、Androidが発表されたとき、Apple共同設立者の故Steve Jobs氏は「盗作だ」とたいへん腹を立てたという。Jobs氏は伝記で「必要であれば、私の最期の時間を費やしてでも、Appleの400億ドルの銀行残高を使い果たしてでも、この誤りを正すつもりだ」と語っている。