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 米FacebookのMark Zuckerberg最高経営責任者(CEO)が米サンフランシスコで開催されたイベントで、下落する同社の株価について失望していることを認める発言をした。複数の米英メディア(CNBCForbesReutersなど)が報じた。同氏が2012年5月の新規株式公開(IPO、関連記事)後に、公の場で話したのは初めてという。

 Zuckerberg氏は現地時間2012年9月11日、技術系ニュースブログ「TechCrunch」が主催するイベント「TechCrunch Disrupt」に登場し、株価の動向について「非常に残念に思う」と答えた。同氏は「株主のことを気にかけている」と述べながらも、長期的に価値を高められると思うことに取り組んでいくとして、「当社への賭け金を増やす良い機会だ」と強気の姿勢を見せた。

 Facebookは5月18日に米NASDAQ市場に上場した。公開価格は38ドルで、初日は期待された価格高騰もなく38.23ドルで取引を終えた。5月末には株価は30ドルを下回り、8月には公開価格のほぼ半値に落ち込んだ。9月11日は前日比3.3%高(0.62ドル高)の19.43ドルで通常取引を終え、時間外取引で20ドルを上回っている。

「HTML5に期待しすぎたのは誤りだった」

 モバイル戦略についてZuckerberg氏は、「最大の誤りはHTML5に期待しすぎたこと。これで2年を無駄にした」と述べた。しかし現在では方針を転換し、「すべてのコードをモバイルベースで記述している」と説明。さらに、将来モバイルによる広告収入がデスクトップのそれを超える見込みだと、TechCrunch設立者のMichael Arrington氏に語った。

 Arrington氏が、噂されているFacebook独自の携帯端末(Facebookフォン)について尋ねると、Zuckerberg氏は「当社にとって明らかに間違った戦略だ」とFacebookフォン開発を否定した。