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 市場調査会社の米IHS iSuppliが現地時間2012年9月11日に公表した推計によると、米GoogleのモバイルOS「Android」を搭載するスマートフォンの累計出荷台数は2013年に10億台の大台を突破する見通しだ。

 Android端末が市場に登場したのは2008年。その後4年間で端末の数は増え続けており、2013年の出荷台数は今年の3億5700万台から26%増の4億5100万台になるとIHS iSuppliは予測している。Androidは今後数年間、2桁成長で伸び続け、2016年には30億台に達すると同社は見ている。

 これに対し、米AppleのiOS端末(iPhone)の2013年おける累計出荷台数は5億2700万台で、iOS端末が10億台の水準に達するのは2015年になる見込み。

 Android端末を製造販売するメーカーには、韓国Samsung Electronics、台湾HTC、中国ZTE、中国Huawei Technologiesなどがある。こうしたメーカーに対しGoogleが無料でOSを供給していること、オープンソースモデルを採用し端末のカスタマイズを容易にしていることが普及を後押ししているとIHS iSuppliは分析している。

AndroidとiPhoneを合わせた市場シェアは76%

 IHS iSuppliによると、現在の世界のスマートフォン市場はAndroid端末とiPhoneを合わせた市場シェアが76%となっており、Windows Phone、Symbian、BlackBerryなどを大きく引き離している。以前はSymbianやWindows MobileなどサードパーティーのOSプロバイダーからライセンス供与を受けてモバイル端末を開発するスタイルが主流だったが、AppleとGoogleの新たなビジネスモデルの登場で状況は一変したという。

 Appleはハードウエアとソフトウエアの開発を1社で手がける垂直統合型のスタイル。これによりハードウエアとユーザーインタフェースを密接に連携させる端末を実現し、Androidなど他のOSの手本となった。

 一方GoogleはOSを無償供与して、モバイル広告などで収益を上げるビジネスモデルを採った。両社のアプローチは異なるが、OSとそれを取り巻くアプリケーションのエコシステム(生態系)を築いた点は共通しており、その仕組みがモバイル業界を大きく変えたとIHS iSuppliは指摘している。

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