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 米国際貿易委員会(ITC)は現地時間2012年9月14日、米Appleと韓国Samsung Electronicsの間で争われているモバイル端末関連の特許係争に関してAppleに有利な判断を示した。

 ITCはSamsungの申し立てを受け、Appleを調査することを2011年8月1日に通知し、初回調査を開始した。その結果ITCは、Samsungの主張する4件の特許(米国特許番号「7,706,348」「7,486,644」「6,771,980」「7,450,114」)をAppleが侵害してないとする仮判決を下した。Samsungは、Appleのスマートフォン、タブレット端末、携帯型音楽プレーヤーが同社特許を侵害しているとして訴えていた。米CNET News.comによると、Samsungは当初5件の特許を問題としていたが、のちにMP3音楽データの処理に関する特許を除外し、残る4件の特許に絞り込んだ。

 今回の判断は初回調査による仮決定であり、これを委員会全体で検討したのち最終判断が下される。Samsungの広報担当者は「ITCの最終結論は当社の主張を支持し、Appleが当社の技術にただ乗りしていることを認めるものになると確信している」とコメントした(米Wall Street Journalの報道)。

 両社の係争はAppleが2011年4月に、Samsungの製品が「iPhone」や「iPad」関連のデザイン特許および登録商標を侵害したとして提訴したことが発端となっている。Samsungも通信技術に関する特許がAppleに侵害されたとして逆提訴し、その後両社の訴訟合戦は世界各国に広がった。米カリフォルニア州サンノゼの連邦地方裁判所は2012年8月24日に、SamsungによるApple特許侵害を認める判決を下し、10億5000万ドルの損害賠償支払いを命じている(関連記事:AppleがSamsungとの特許侵害訴訟で勝利、損害賠償は10億5000万ドル)。

[発表資料(PDF文書)]

■変更履歴
2段落目1文目の「Appleを調査することを2012年8月1日に通知し」は正しくは「Appleを調査することを2011年8月1日に通知し」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2013/06/05 10:00]