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 米Microsoftは現地時間2012年9月18日、同社の大容量ファイルシステム技術「exFAT」(Extended File Allocation Table)について、カナダResearch In Motion(RIM)と特許ライセンス契約を締結したと発表した。これによりRIMはBlackBerryスマートフォンの特定の機種でexFATの技術を使用できるようになる。

 exFATは、音声動画メディアなどの大容量ファイルに適している。フラッシュメモリーが格納できるファイルサイズを既存のFATに比べ5倍以上に拡大し、ファイルのアクセス速度も向上する(関連記事:Microsoftがシャープとライセンス契約、Android端末で「exFAT」利用可能に)。

 Microsoftの知的財産ライセンス担当ゼネラルマネージャーのDavid Kaefer氏は、「現在のスマートフォンやタブレット端末は大容量の画像、データを表示するための機能が求められており、RIMはexFATのようなモダンなファイルシステムを採用することで顧客ニーズに対応できるようになる」と述べている。

 米メディア(Wall Street Journal)によると、このMicrosoftとRIMの契約締結の発表を受けて、RIMの株価は一時7.7%上昇した。スマートフォン市場で苦戦するRIMがMicrosoftと提携したことで期待感が高まったと報じている。

 RIMでは経営立て直しの一環として、BlackBerryプラットフォームに関する他社との連携やライセンス供与、代替ビジネスモデルなどの戦略的見直しについて検討している。昨年フィンランドNokiaと共同でRIMの資産買収を検討していたMicrosoftが、今回の提携をきっかけに話を進展させる可能性があると投資家は期待しているという。

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