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Apple製地図アプリの3D表示モードでゴールデン・ゲート・ブリッジを表示したところ
Apple製地図アプリの3D表示モードでゴールデン・ゲート・ブリッジを表示したところ
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 米Appleが現地時間2012年9月19日に公開した最新モバイルOS「iOS 6」に実装されている独自地図アプリケーション「Maps」について、ユーザーから激しい非難と落胆の声が上がっている。

 Appleは、これまで米Googleの地図アプリケーション「Google Maps」をiOSに採用していたが、iOS 6からは独自設計の地図サービスに切り替えた。Apple独自のMapsは、3D表示モード「Flyover」やリアルタイム交通情報、音声アシスタント「Siri」と連動したナビゲーションといった機能を備える。

 米Wall Street Journalの報道によると、iOS 6にアップグレードした世界各国のiPhone/iPadユーザーから、「企業やランドマークの名称表示がずれている」「道路がない」「羽田空港を検索しても何も出てこない」などの苦情が相次いだ。SNSなどでは早速、Google Mapsに戻すことを要求するグループが結成されているという。

 Wall Street Journalの技術系情報サイト「AllThingsD」も、「検索したらまったく関係ない地域が表示された」「Flyoverモードの道路がゆがんでいる」といった不具合を報じている。また米CNETなどでは問題のあるMapsの表示例をまとめて紹介している。

 こうした批判のなか、Apple広報担当のTrudy Muller氏はAllThingsDにコメントを寄せた。同氏は「世界中の顧客は当社初の地図アプリケーションを含む200以上の新機能を備えたiOS 6にアップグレードしている。Flyoverやナビゲーション、Siriとの統合といった革新的な新機能を提供することを当社は嬉しく思う」と前置きした後、「この地図サービスは大きな取り組みの一つであり、まだ始まったばかりだ。Mapsはクラウドベースのサービスであり、より多くの人々が使うほど、より向上していく。ユーザーのすべてのフィードバックに感謝し、より優れたユーザー体験を提供するために注力する」と述べた。