今年で4回目を迎える「iLOVE iPhone in TOKYO GAME SHOW」。今回は、最新の「iPhone 5」の発売日である9月21日に開催される奇跡的なタイミングとなった。イベントでは、これまでのiOS用のゲームアプリ市場を振り返り、最新のトレンドをスマートフォンコーディネイターの大野泰敬氏が解説。iOS用の大人気アプリを手がける開発者も登場し、どうやってヒット作を生み出しているのか、これからどのようなタイトルを投入するのか、ここだけでしか聞けない話を惜しげもなく披露した。
まずスマートフォンコーディネイターの大野泰敬氏がiOSゲームアプリの変遷を振り返った。同氏によるとiOSゲームアプリの変遷は以下の通り。
●2007年、2008年「iPhone 3」…海外アプリと個人開発者のアプリがランキングの上位を占め、日本語アプリは少なかった。
●2009年「iPhone 3G」…iOS用ゲームアプリに国内大手メーカーが参入。個人開発者のアプリがトップ10に入る機会が減った。
●2010年「iPhone 4」…国内大手メーカーのアプリが上位を独占。アプリ内課金モデルが登場。
●2011年「iPhone 4S」…家庭用ゲームの人気ゲームがiOSゲームアプリに増加。価格が大幅に下がり、無料で配布されるアプリが一気に増えた。
●2012年「iPhone 5」…低価格化が進み、85円のものが増加。セールスランキングのトップがすべて0円のアプリとなった。
iOSゲームアプリの最近のトレンドは、アプリ内課金やソーシャルゲームの台頭だ。GREEやgloopsなどTGS 2012でも大きなブースを構えていることからもその流れが見て取れる。「フリーミアム」と呼ばれるビジネススタイルで、たくさんの人に長く使ってもらって収益を生み出すアプリが2012年の主役となった。
また、大野氏は早朝に購入したiPhone 5でのゲームプレイを披露。「読み込みスピードが速く、ストレスなくゲームが楽しめるようになった。バッテリーや持ちやすさもiPhone 4Sより改善されている」と感想を述べた
大野氏に続き、5社の代表者が登壇してプレゼンテーションをした