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 米Appleが現地時間2012年9月21日に発売した最新スマートフォン「iPhone 5」に傷があるとの報告について、同社マーケティング担当上級バイスプレジデントのPhil Schiller氏は「アルミ製品には当然のこと」と答えたと、複数の米メディアが報じた。

 Apple関連の情報サイト「9to5Mac」が読者から入手した電子メールのやりとりによると、読者は購入したiPhone 5の黒バージョンにこすったような傷やぶつけたような傷があるのに気づき、Appleに対応を検討しているか問い合わせる電子メールを送った。するとSchiller氏から返信を受け取り、メッセージには「どのようなアルミ製品も使っているうちに傷が付いたりはがれたりして、元の素材の銀色が露出する。これは当然のことだ」と記述されていた。

 米Forbesは、9to5Mac読者が丁寧な文章で問い合わせたにもかかわらず、Schiller氏の返事はまるで「アルミ製品は傷つくのが当たり前。iPhone 5黒バージョンはアルミでできているのだから、傷に慣れることだ」と言っているようなものだと批判した。

 Apple製品の傷が問題になったのはこれが初めてではない。同社は2005年に、小型携帯音楽プレーヤー「iPod nano」のスクリーンが傷つきやすいという設計上の欠陥を認識しながら市場に投入したとしてユーザーに提訴された。この集団訴訟は2250万ドルを支払うことで2009年に和解に達している。

 また、IT系ニュースブログ「TechCrunch」の記者は、自身が購入したiPhone 5黒バージョンに複数の小さい傷を確認したことを記事で報告した。Appleのオンラインフォーラムには、傷についてだけでなく、画面のちらつきなどに関する苦情も寄せられているという。同記者は「Appleが直面する真の問題は、同社製品を受託製造する中国の富士康科技(Foxconn Technology)における品質保証プログラムに関することだ」と指摘している。