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著作権管理システム「コンテンツID」の仕組みを示すスライド。動画や音楽の特徴を収めたIDファイルを元に違法ファイルを検出する
著作権管理システム「コンテンツID」の仕組みを示すスライド。動画や音楽の特徴を収めたIDファイルを元に違法ファイルを検出する
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ビデオ会議で説明をした米グーグルYouTubeプロダクトマネージャーのデービッド・ローゼンシュタイン氏
ビデオ会議で説明をした米グーグルYouTubeプロダクトマネージャーのデービッド・ローゼンシュタイン氏
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 グーグルは2012年10月4日、動画配信サイト「YouTube」の著作権管理システムについて説明会を開催した。違法にアップロードされた動画や音楽を検出する「コンテンツID」の機能を定期的に強化し、映像の歪みやサイズの違いがあってもより正確に抽出できるように改良を進めているとした。

 YouTubeでは2007年に著作権管理システム「コンテンツID」を導入した。まず、コンテンツの所有者から違法アップロードを防ぎたい動画や音楽のデータの提供を受ける。そのデータの内容を分析し、特徴を抽出してIDファイルあるいはフィンガープリント(指紋)と呼ばれるデータとして保存する。ユーザーがYouTubeに動画を投稿した時に、IDファイルと照合して違法アップロードではないか診断する。YouTubeでは、時間換算で毎日100年分もの動画をスキャンしているという。

 当初のコンテンツIDシステムは、検出精度に問題があったため徐々に改良を進めている。例えば、ユーザーがテレビに写っている動画をビデオカメラで撮影して写した場合のように、映像に歪みや傾きが合った場合でも正確に検出できるようにした。ほかにも色の違いや左右反転にも対応できるようにした。場合によっては、本来は違法ではないものが、違法だと判断されるミスが起きることもある。そうした場合に備えて、ユーザーによる申し立ての機能も追加した。

 こうした改良を加えることで「著作権者の権利を守りつつ、動画や音声の投稿の世界を発展させていきたい。著作権者の利益につながる面白い世界を作りたい」(米グーグルYouTubeプロダクトマネージャーのデービッド・ローゼンシュタイン氏)としている。