PR

 米Gartnerは現地時間2012年10月10日、世界パソコン市場に関する調査結果(速報値)を発表した。それによると、同年第3四半期の世界パソコン出荷台数は8750万台で、前年同期と比べ8.3%減少した。また、中国Lenovo Group(聯想集団)が米Hewlett-Packard(HP)を抜き、初めて世界市場のトップに躍り出た。

 Lenovoは当期に1377万台を出荷し、シェア15.7%を獲得した。同社の出荷台数は前年同期と比べ9.8%増加した。これに対し、2位に転落したHPの出荷台数は1355万台(シェア15.5%)で同16.4%減少した。

 3位は米Dell(シェア10.5%)、4位は台湾Acer(同9.9%)、5位は台湾ASUSTeK Computer(略称ASUS、同7.3%)だった。DellとAcerの出荷台数は前年同期と比べそれぞれ13.7%と10.2%落ち込んだが、ASUSは同11.8%増加した。

 地域別出荷台数を見ると、米国は1530万台で前年同期比13.8%減少した。例年は新学期セールで盛り上がるが、当期は振るわず、前期と比べても減少した。企業向け出荷も前期から減速し始めている。

 EMEA(欧州、中東、アフリカ)の出荷台数は前年同期比8.7%減の2580万台。日本を除くアジア太平洋地域は同5.6%減の3130万台だった。日本は370万台で同5.4%減少し、中南米は970万台で同6.2%減少した。

 当期は消費者向けパソコンの継続的な減退がパソコン市場全体の下降に大きく影響した。米Microsoftの次期OS「Windows 8」の正式リリースを目前にしていることから、ベンダーやチャネルパートナーが在庫整理に努め、出荷があまり伸びなかったと、Gartner主席アナリストの北川美佳子氏は分析している。

[発表資料へ]