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写真●サーバーでの動作保証を公式にうたったプロフェッショナルモデルの「SSD 840 PRO」シリーズ
写真●サーバーでの動作保証を公式にうたったプロフェッショナルモデルの「SSD 840 PRO」シリーズ
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 日本サムスンは2012年10月24日、SATA3.0インタフェースに対応したSSD(Solid State Drive)の新製品「Samsung SSD 840」ファミリー9製品を販売開始した。製品は、プロフェッショナルモデルの「SSD 840 PRO」シリーズ(写真)とスタンダードモデルの「SSD 840」シリーズの2種類にまず大きく分けられ、容量の違いやパソコン接続用キット付属の有無などで細かく分類される。

 二つのシリーズのうち、ITpro的に注目なのは「SSD 840 PRO」の方である。こちらは主にクライアントパソコンで使うことを想定した「SSD 840」と異なり、「サーバーやデータセンターでの利用も公式に保証している」(日本サムスン)からだ。同社によれば、サーバーベンダーなどが専用オプションとしてSSDを販売するケースはよくあるが、パソコンショップ店頭で購入できる一般向けSSDで、サーバー利用への保証を明確にうたっている製品はほとんどないという。

 「ハードディスクのように物理的にクラッシュせず、最悪でも読み出し専用モードで起動できる信頼性の高さなどから、最近ではいわゆるSMB(Small and Medium Business)分野でファイルサーバーなどにSSDを使いたいといった法人需要が伸びている。そうしたニーズにこたえる意味もありサーバー利用時も保証することにした」(同社)。

 具体的な保証期間は、「購入時から5年間」か「総書き込み容量(TBW、Total Bytes Written)があらかじめ決められたしきい値を超えるまで」となっている。TBWは、「1日当たり最大40Gバイトの書き込み(DW、デイリーワークロード)を5年間連続した」場合の値、すなわち「73Tバイト」となっている。自分が使っているドライブのTBWが今どれくらいなのかは付属ツール「Magician Software」で確認できる。

「常時ON」が前提のWindows 8機での利用にも向いている

 読み書き性能や省電力性能が従来製品(SSD 830ファミリー)比で大幅に向上している点も特徴だ。読み書き性能に関しては、「ほとんどのユーザーにとって普段使う上で重要となるランダムアクセス性能を高めることに特に注力した」(同社)といい、4KBランダム読み出し性能(NCQパラメータが「QD32」時)は最高「10万IOPS」(Input Output Per Second、1秒当たりのI/O処理回数)を実現しているという。SSD 830(8万IOPS)と比較すると25パーセントほど性能がアップしている。

 消費電力も数割オーダーで大幅に少なくなっている。SSD 840 PROシリーズの動作時消費電力は「0.069W」で待機時も「0.054W」。SSD 830シリーズは動作時消費電力が「0.127W」で待機時が「0.078W」だったので、待機時で3割以上、動作時では4割以上省電力化が図られている。同社によれば、一般的なハードディスクドライブ(7200rpm)の場合、動作時が0.8Wで待機時が0.5Wといった値になるといい、SSD 840 PROの消費電力はまさに桁違いの少なさであることが分かる。

 こうしたSSDの省電力化によって、例えばノートパソコンの場合なら、「あくまで一例だが、7200rpmのHDDを搭載しているときに駆動時間が323分だったものが、SSD 840 PROにしたら同356分と30分以上延びた」(同社)といった明確なメリットが得られるという。データセンターなどで使う場合でも、ラック全体の消費電力を抑えるのに役立ちそうだ。

 「Windows 8の時代には、パソコンを起動したりシャットダウンしたりという動作はほとんどなくなり、“常時ON”で使うのが前提となる」とし、省電力性能に優れたSSD 840 PROシリーズがWindows 8パソコンやタブレットでの利用にも最適なSSD製品であると同社ではアピールしている。

 SSD 840 PROシリーズの価格はオープンだが、店頭想定価格は128Gバイトモデル(MZ-7PD128B/IT)が1万2800円、256Gバイトモデル(MZ-7PD256B/IT)が2万2800円、512Gバイトモデル(MZ-7PD512B/IT)が4万9800円などとなっている。